7. 関係代名詞の二重限定,倒置,前置詞+関係代名詞+to不定詞
7.1 関係代名詞節の二重限定 【堅】
7.2 前置詞+動名詞の二重限定 【堅】
7.3 挿入節の従属節が先行詞にかかる場合 【堅】
7.4 前置詞+関係代名詞+to不定詞
7. 関係代名詞Ⅶ (関係代名詞の二重限定,倒置,前置詞+関係代名詞+to不定詞)
関係代名詞その他
7.1 関係代名詞節の二重限定 【堅】
制限用法の関係代名詞節2つが、共に同じ先行詞を修飾する用法。1つ目の関係代名詞は、目的格 になっていて省略さることが多い。2つ目の関係代名詞は主格になることが多いので省略されない。
This is the only word (that)I know which [that] is Spanish.
これは私の知っているスペイン語の唯一の単語です。
Can you mention anyone (that)you know who [that] is as gifted as Einstein?
だれかあなたの知っている人で、アインシュタインと同じくらい才能に恵まれた人の名を挙げる事が出来ますか。
7.2 前置詞+動名詞の二重限定 【堅】
2つ目の形容詞句が「前置詞(before, after, withoutなど)+~ing」となることもある。
This is a fruit ACo(that) you can eat without peeling.(without peeling it も可。)
これは皮をむかなくても食べられる果物です。
7.3 挿入節の従属節が先行詞にかかる場合 【堅】
I know (that) , I said (that), I hope (that), I feel (that), I wish (that) などが挿入されて関係詞節と共起 することがある。この場合、上記のような挿入節が従える(that) は「接続詞」であり、9-1の関係代名詞節の二重限定とは異なる事に注意する必要がある。
He is the kind of person (who /that) I know (that) you don't like.
彼は、私が知っているように、あなたが好きではないタイプの人です。
⇒ (that) は「接続詞」である
これは、次の2文を1文にしたものである。
He is the kind of person. + I know that you don't like the kind of person.
つまり、I know はthe kind of person にかかっているのではなく、you don't like… という節を導いている。
※ the kind of person は、関係詞節内の like の目的語になっているが、関係代名詞は who か that を用い、whomを用いるのは一般的に間違いであると認識されている。
※先行詞が関係詞節の主格になる場合は、挿入節部分の接続詞thatは必ず省略しなければならない。
○He is the kind of person (who /that) I know is apt to forget things.
×He is the kind of person (who /that) I know that is apt to forget things.
7.4 前置詞+関係代名詞+to不定詞
前置詞+関係代名詞節の節以降の動詞をto不定詞にする。
○I didn’t have any money with which I could buy the book. 【堅】私はその本を買えるお金がなかった。
=I didn’t have any money with which to buy the book. 【ナチュラル】
=I didn’t have any money to buy the book with. 【ナチュラル】
○I want a basket in which I can carry these apples. 【堅】これらのりんごを運ぶためのカゴが欲しい。
= I want a basket in which to carry these apples. 【ナチュラル】
= I want a basket to carry the apples in. 【ナチュラル】