3. 省略
3. 省略
3.1 Ifの省略
3.1.1 wereが文頭に来る were to を用いた仮定法(2.3) 及び be動詞の仮定法過去(2.1.2)
3.1.2 Hadが文頭に来る 仮定法過去完了
3.1.3 Shouldが文頭に来る should を用いた仮定法
3.2 条件節の省略
3.3 帰結節の省略
仮定法現在の詳細は、(5.仮定法現在)を参照。3.1 Ifの省略
条件節を導くifは省略されることがある。この場合は仮定法の動詞(助動詞のある場合は助動詞)
を主語の前に置く。ただし、were, had, should 以外は極めてまれである。
3.1.1 wereが文頭に来る were to を用いた仮定法(2.3) 及び be動詞の仮定法過去(2.1.2)
Were I to take over my father’s business, I would carry out a thorough reform.
= If I were to take over my father’s business, …. (2.3)
もし私が父の事業を受け継ぐなら,徹底的な改革をするだろう。
(古い表現でIf I were の方が好まれる)
Were I you, I would not refuse her offer. 仮定法過去 (2.1.2)
= If I were you, I would not refuse her offer.
もし私があなたなら、彼女の申し出を拒絶しないだろう。
3.1.2 Hadが文頭に来る 仮定法過去完了
Had I known your address, I would have written to you.
= If I had known your address, ……
もし私があなたの住所を知っていたならば、あなたに手紙を書いただろうに。
注)hadが文中に来る(帰結節が文頭に来る)ときもある
You would have been surprised had he failed the exam.
=・・・・・・・・ if he had failed the exam. 彼が試験に落ちていたらあなたは驚いたでしょうに。
3.1.3 Shouldが文頭に来る should を用いた仮定法
Should anything happen to him, call me at once.
= If anything should happen to him, …… もし彼に何かがあったら、すぐ電話して下さい。
3.2 条件節の省略
「もしかしたら~」とか「~しようと思えば」などの意味を表す条件節が省略されて、帰結節だけが残る場合がある。条件節がなく、且つ過去形の助動詞があれば、この構文の可能性が高い。
could 原形 ~できるだろうに、~の場合もありえる
could have p.p. ~できただろうに、~だったかもしれない、~の場合もありえた
would have p.p. ~だったろうに
I could take you to court for saying that to me.
私にそんなことを言うとは,君を訴えてやりたいくらいだ。
What with rain and hunger, I could have cried bitterly.[書]
雨やらひもじいやらで、おいおい泣きたいくらいだった。
Mr. George, a friend of mine, would have become a Diet member.
私の友人の一人のジョージさんは(もしなる気があったら)国会議員になっていただろう。
She performed this piece of music at the competition. She could not have done better.
彼女はコンクールでこの作品を演奏した。彼女は、それ以上はうまく演奏出来なかっただろう。