4. 不定詞の形容詞的用法不定詞Ⅲ 叙述用法
4.1 叙述用法(主格補語)be+to -不定詞 S+V+C
4.1.1 予定 be+to ≒ will
4.1.2 義務 be+to ≒ should, must
4.1.3 可能 be+to ≒ can
4.1.4 意志 be+to ≒ will ( if節に限る)
4.1.5 運命 be+to ≒ be destined to
4.1.6 be+to不定詞の慣用句
4.2 叙述用法(目的格補語)S+V+O+C(C=原形不定詞 [toなし不定詞])
4.2.1 使役動詞 make, have, let+目的語+原形不定詞 「人に~させる」
make+O+C(原形不定詞) Oに~させる
have+O+C(原形不定詞) Oに~させる、してもらう、される
let+O+C(原形不定詞)Oに~させる、Oが~するのを許す(=allow O to~)
4.2.2 get /cause+目的語+to不定詞 人に~させる、してもらう
4.2.3 help+目的語+原形不定詞
4.2.4 動詞knowの現在完了と原形不定詞
4.2.5 知覚動詞 see, hear, feel, watch, look at, listen to, notice, observe+目的語+原形不定詞
4.2.6 動詞+for 目的語 + 不定詞の形を取る動詞
4. 不定詞Ⅳ(形容詞用法3 叙述用法・原形不定詞の慣用句)
4.1 叙述用法(主格補語)be+to -不定詞 S+V+C
4.1.1 予定 be+to ≒ will
The U.S. president is to visit Russia next year. 米国大統領は来年ロシアを訪れることになっている。
4.1.2 義務 be+to ≒ should, must
You are not to drink at all. あなたは完全に禁酒しなければならない。
4.1.3 可能 be+to ≒ can
A lot of examples are to be found in this book. 多くの例がこの本の中に見られる。
4.1.4 意志 be+to ≒ will ( if節に限る)
If you are to succeed in this new business, you must work hard.
あなたがこの新しい仕事で成功したいのなら一生懸命働かなくてはならない。
4.1.5 運命 be+to ≒ be destined to
They were never to meet again. 彼らは2度と会わない運命だった。 [米略語]
4.1.6 be+to不定詞の慣用句
be to blame 責任がある、責められるべき
能動態であるが受身の意味になる
He is to blame for it. (= He is to be blamed for it.) その責任は彼にある。
only to be expected 当然のことである
It is only to be expected that someone will cancel at the last minute.
だれかが最後にキャンセルそるのは当然のことだ。
4.2 叙述用法(目的格補語)S+V+O+C(C=原形不定詞 [toなし不定詞])
4.2.1 使役動詞 make, have, let+目的語+原形不定詞 「人に~させる」
makeは受動態にするとto不定詞が用いられる。haveは受動態にならない。letはまれであり、一般的に be allowed to~が代用される。
make+O+C(原形不定詞) Oに~させる
※ make は「Oが望んでいないのに無理に~させる」の意。
The executive head made the staff work hard from morning to night.
その社長は社員達を朝から晩まで働かせた。
(OとCの主述関係:The staff worked hard from morning to night.)
受動態にすると原形不定詞の前にtoを入れる。(受動態3-4-2参照)
→The staff were made to work hard by the executive head from morning to night.
He made me go there against my will. 彼は意志に反して私をそこに行かせた。
(OとCの主述関係:I went there against my will.)
→I was made to go there against my will by him.
have+O+C(原形不定詞) Oに~させる、してもらう、される
※ have+O+C は「主語はOに対して、当然~させることが出来る立場にある」という場合にしか使えない。
I'll have him check the package.
彼にその荷物を調べさせましょう[調べてもらいましょう]。
(OとCの主述関係:He shall check the package.)
I would have you know that I am ill.
私が病気だということをあなたに知っていてもらいたい。
(OとCの主述関係:You know that I am ill.)
let+O+C(原形不定詞)Oに~させる、Oが~するのを許す(=allow O to~)
※ let+O+Cは「Oが~することを望んでいるので許可する」の意。
Don't let children play in the street. 子供たちを通りで遊ばせるな。
(OとCの主述関係: Children will play in the street.)
4.2.2 get /cause+目的語+to不定詞 人に~させる、してもらう
使役動詞と同じ意味だが目的格補語は「to-不定詞」になる。
※ get は「説得して~させる」の意。have のように立場上の関係は含意しない。主語に意図を含まない。
I'll get someone to translate this letter into Portuguese.
→I'll have someone translate this letter into Portuguese.
私は誰かにこの手紙をポルトガル語に翻訳してもらおう。
A half moon caused the rippling sea to glitter. さざ波立つ海面に半月の光が当たってきらきら輝いた。
4.2.3 help+目的語+原形不定詞
I'll help you carry this furniture upstairs. この家具を2階に運ぶのを手伝いましょう。
4.2.4 動詞knowの現在完了と原形不定詞
knowは完了形のみ目的格補語に原形不定詞を取る。
I've never known him (to) lose his temper. 私は彼が取り乱すのを知らない。
(OとCの主述関係:He loses his temper.)
→He's never been known to lose his temper.
4.2.5 知覚動詞 see, hear, feel, watch, look at, listen to, notice, observe+目的語+原形不定詞
受動態になる時、to不定詞が使われる。
※ この文型では使役動詞have と同様にwatch 及び notice も受動態を採らない。look at の受動態は主に《米》で見られる。※ notice が受動態を採るのは「~だとわかる≒be found」の意味の時だけであり、 原則として受動態を採らない。
I saw him enter the room. 私は彼が部屋に入るのを見た。
(OとCの主述関係:He entered the room.)
受動態にすると原形不定詞の前にtoを入れる。
→ He was seen to enter the room.
I felt the house shake a little. 私は家が少し揺れるのを感じた。
(OとCの主述関係:The house shook a little.)
※ feel は「(身体的に)~だと感じる」という意味では受動態を採らない。
The man watched the sun set below the horizon. その男は地平線の彼方に太陽が沈むのをじっと見ていた。
(OとCの主述関係:The sun set below the horizon.)
The girl noticed someone go out of the door. その女の子は誰かがドアから出て行くのに気づいた。
(OとCの主述関係:Someone went out of the door.)
4.2.6 動詞+for 目的語 + 不定詞の形を取る動詞
※この形はhope を除いてあまり使われない。
I asked for the software program of this DVD engine to be ready by this summer.
私はこのDVDエンジンのソフト・プログラムを今年の夏までに準備するよう要求した。
Can you arrange for the diamond necklace to be delivered on Monday?
そのダイヤのネックレスが月曜日に配達されるよう調整できますか。
We hope for an early summer to come. 私たちは初夏が来ることを待ち望んでいる。