1. 現在時制 (Present Tense)
1.1 日常の習慣的行為
1.2 不変の真理・一般的な事実
1.3 現在の状態や行為
1.4 確定した未来の行為・状態
1.5 「時または条件」を表わす節の中
1.5.1 副詞節ifの中では、willを用いないのが原則だが相手に対する依頼を表すwill
1.5.2 名詞節・形容詞節とwill
1.6 一連の動作(スポーツの実況などは現在形を使う)
1.7 道や方向を尋ねるとき
1.8 他の時制の代用
1.8.1 現在完了の代用
1.8.2 過去形の代用
1.8.3 現在進行形の代用 1. 現在時制 (Present Tense)
1. 現在時制
現在時制は主語が三人称単数のときには、語尾に-s,-esをつけ、その他の場合には、原形のままで用いられて、次の事柄を表す。
1.1 日常の習慣的行為
I usually get up at six in the morning.私は朝いつも6時に起きる。
He teaches chemistry to us.彼は私たちに化学を教えています。
I go to Hong Kong about three times a month. 私は1ヶ月間に約3回香港に行きます。
1.2 不変の真理・一般的な事実
The sun rises in the east and sets in the west.太陽は東から昇り西に沈む。
Two and six make(s) eight.2+6=8
Water consists of hydrogen and oxygen.水は水素と酸素からなる。
Water freezes at 0°Celsius and boils at 100°Celsius. 水は摂氏0度で凍り、100度で沸騰する。
A friend in need is a friend indeed. [ことわざ]まさかの時の友こそ真の友。
1.3 現在の状態や行為
I am seventeen years old.私は17歳です。
We have two puppies.うちでは子犬を2匹飼っている。
He lives in an apartment house.彼はアパートに住んでいる。
She looks very happy. 彼女はとても幸せそうだ。
Here he comes.そら彼がやって来たぞ。(1-8参照)
1.4 確定した未来の行為・状態
未来を表わす副詞とともに用いられて、確定した未来の行為・状態を表わす。特に、時刻が決められている未来の出来事を現在時制で使う。往来、発着の動詞に多く見られる。
I start my new job tomorrow.明日から新しい仕事が始まる。
His train arrives at 11:16.彼の乗った電車は、11時16分に着く。
The train leaves at half past seven tomorrow morning. 電車は、翌朝7時半に出発します。
The summer term starts on April tenth.夏学期は4月10日に始まります。
Are you on duty next weekend? 来週末にあなたは勤務がありますか?
Tomorrow is Constitution Memorial Day. 明日は、憲法記念日だ。
I am at home all day next Saturday. 私は来週の土曜には1日中家に居ます。
1.5 「時または条件」を表わす節の中
after, when, before, till(until), as soon as, by the time, the next time, if, unless, in caseなどの接続詞に導かれる「時または条件」を表わす副詞節の中では、未来のことを現在時制で表わす。逆に言えば「時または条件」を表わす副詞節の中では、単純未来の助動詞willは入れてはいけない。
Let’s wait here till he comes.彼が来るまでここで待っていましょう。
If it rains tomorrow, I will stay at home.もし,明日雨なら家に居ます。
I’ll tell the truth to my teacher when I see her tomorrow.
明日、先生に会ったら,本当のことを言おう。
The exam will be on my mind till I know the result of it. 結果がわかるまで、試験が気になる。
I'll call you when I get there.そこに着いたら電話します。
I'll write to her when I have enough time.十分な時間があったら彼女に手紙を書きます。
Will you stay here until his plane lands?
彼の乗った飛行機が着陸するまで、あなたはここにいますか?
I'll lend this CD to you on (the) condition that you bring it back tomorrow morning.
明日の朝に返してくれるなら、あなたにこのCDを貸しましょう。
I'll follow her wherever she goes. 彼女が行く所は、どこへでもついて行く。
1.5.1 副詞節ifの中では、willを用いないのが原則だが相手に対する依頼を表すwill
If you will help me with my work, I'll finish it soon. 私の仕事を手伝ってもらえればすぐ終わります。
1.5.2 名詞節・形容詞節とwill
if節が名詞節、when-節が名詞節(whenは疑問詞)及び、形容詞節(whenは関係副詞)の場合は、未 来を表す場合助動詞willを入れる。
I don’t know if it will rain tomorrow. (名詞節) 私は明日雨が降るかどうか[という事が]分からない。
I don’t know when he will come back. (名詞節)私は彼がいつ戻るか[という事が]分からない。
The time will come when we will travel to the moon. (形容詞節) 私達が月に旅行する時が来るだろう。
1.6 一連の動作(スポーツの実況などは現在形を使う)
Beckham shoots – and it's a goal! ベッカムがシュート。ゴールです!
Now watch carefully. First I take a bowl and break three eggs into it. Next…
さあよく見てくださいよ。まず、3つの卵を割ってボールの中に入れます。次は…
1.7 道や方向を尋ねるとき
→現在形で表す。
'How do I get to the station?' 「駅までどのようにして行ったらいいですか。」
'You go straight until the traffic lights, and then you turn right.'
「信号までまっすぐ進んだら、右に曲がってください。」
1.8 他の時制の代用
1.8.1 現在完了の代用
hear(聞いて知っている)、learn(聞いて知っている)、forget(思い出せない)は現在形で現在完了の代用をすることができる。現在完了でももちろんよい。
I hear there was a big earthquake in this region.
私はこの地域で大きな地震があったのを(聞いて)知っている。
I forget his name.彼の名前を思い出せない。
動詞→直近の過去に聞いた内容を現在時制で表す
The six o'clock news says it's going to be cloudy this afternoon.
6時のニュースでは今日の午後には曇るそうです。
1.8.2 過去形の代用
※故人の言葉を引用するときも同じ。
Shakespeare says in As You like it, "All the world is a stage, and all the men and women are merely players." シェイクスピアは『お気に召すまま』の中で、「すべてこの世は芝居の舞台だ。男も女もみんな役者に過ぎない」と言っている。
※引用するときの「say」も現在時制で使われる
It says in the paper that petrol's (Am. Gasoline) going up mainly due to the brisk demand in China.新聞によると、主に中国での旺盛な需要の為に、原油が高くなって来ているらしい。
1.8.3 現在進行形の代用
Hereやthereが先行する文に現在時制を用いると注意を引く表現となる。
Here comes our train.さあ、私たちの乗る電車が来たよ。
Here comes your husband.旦那さんが来ましたよ。
There goes our ferry ---we’ll have to wait for another two hours.
ほら、フェリーが出発しちゃったよ。あと2時間待たなくちゃならない。