2. 第4文型の受動態
第4文型の受動態 V+O1+O2
2.1 間接目的語・直接目的語のどちらも受動態の文になる動詞
2.1.1 V+O1+O2 ⇒ V+to+O1型
2.1.2 V+O1+O2 ⇒ V+of+O1型
2.2 直接目的語を主語にした受動態の文だけがふつう認められる動詞
2.2.1 V+O1+O2 ⇒ V+to+O1型の一部
2.2.2 V+O1+O2 ⇒ V+for+O1型
2.3 間接目的語を主語にした受動態の文だけがふつう認められる動詞目的語を2つ持つ第4文型は、両方の目的語を主語にできる動詞と、片方だけしか出来ないものがある。
2.1 間接目的語・直接目的語のどちらも受動態の文になる動詞
2.1.1 V+O1+O2 ⇒ V+to+O1型
allow 与える give 与える grant 与える
hand 手渡す leave残して死ぬ lend 貸す
offer 提供する pay 支払う permit 許す
promise 約束する send送る show 見せる
teach教える tell話す award 賞を与える
He teaches us English.彼は我々に英語を教える。
⇒We are taught English by him. 私たちは彼から英語を教わっている。
⇒English is taught to us by him.英語は彼によって私たちに教えてられている。
但し、間接目的語が人称代名詞以外(Tom, your father, etc.)はtoを入れる方が自然である。
English was taught to our students by him.英語は彼によって私たちの学生に教えられた。
2.1.2 V+O1+O2 ⇒ V+of+O1型
ask 尋ねる 問う
They asked him a few questions.彼等は彼にいくつかの質問をした。
⇒He was asked a few questions by them. 彼は彼等にいくつかの質問をされた。
⇒A few questions were asked of him by them.
いくつかの質問がかれに彼等によってなされた。
但し、間接目的語が人称代名詞以外(Tom, your father, etc.)はtoを入れる方が自然である。
A few questions were asked of Tom by them.
2.2 直接目的語を主語にした受動態の文だけがふつう認められる動詞
2.2.1 V+O1+O2 ⇒ V+to+O1型の一部
pass 渡す read 読んで聞かせる
sing 歌ってやる write書き送る
He sent me a long letter.彼は長い手紙を私に送ってきた。
⇒A long letter was sent to me by him. 長い手紙が彼によって私に送られてきた。
但し、間接目的語が人称代名詞以外(Tom, your father, etc.)はtoを入れる方が自然である。
A fairy tale was read to the children in the library.
おとぎ話が図書館でその子供たちに読んで聞かされた。
2.2.2 V+O1+O2 ⇒ V+for+O1型
build建ててやる buy買ってやる choose 選んでやる
cook 料理してやる get 取ってやる make 作ってやる
この形の語は、保留目的語(間接目的語)の前にforを置いた形が普通
My mother bought me this hat. 母は私にこの帽子を買ってくれた。
This hat was bought for me by my mother. この帽子は母によって私に買い与えられた。
2.3 間接目的語を主語にした受動態の文だけがふつう認められる動詞
V+O1+O2 ⇒ V+ for O2
envy うらやむ refuse拒絶する save節約する
spare節約する strike打撃をくらわす cost かかる
Everybody envied his wealth. 皆が財産のことで彼を嫉んでいた。
He was envied for his wealth by everybody. 彼は財産を嫉まれた。